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筋肉痛の対処法を調査!②【科学・調査】#93点目

今日も全力で点を打つSHISHIです🦁!

 

【科学・調査】

昨日筋肉痛が治らなくて筋肉痛の対処法についていろいろ調べてみました↓

runpointcon.net

今日はこの続き!(筋肉痛は回復したけど笑)(結局時間が解決?)

  

筋肉痛の治療・対処法

このレビュー論文から調査↓

link.springer.com

 

紹介されていた戦略はこちら↓

  • アイシング
  • ストレッチ
  • 抗炎症薬
  • 電気刺激
  • 超音波←昨日ここまで紹介
  • ホメオパシー←今日はここから紹介!
  • マッサージ
  • 圧迫
  • 高圧酸素
  • 運動(アクティブレスト)

 

ホメオパシー

そもそもホメオパシーって何?

ホメオパシーは、本来、体に備わっているといわれる自己治癒過程に働きかけ、病気の人が全体のバランスを取り戻し回復していくと考えられています。 疾患や症状よりも病気の人、その“人”に焦点をあて、オーダーメイドの個別性と多様性を特徴とする全人的(ホリスティック)な医療です。

(参考:ホメオパシーとは - 日本ホメオパシー医学会

ホメオパシー薬には二つの基本原則があります。

 

1) similia similibus curentur(similia principle:類似の原則)
2) minimum effective dose (最小限で効果的な投与)

 

つまり、似たような症状を引き起こす物質(薬)を用いることでその症状を自己治癒能力に刺激を与え最小限のリスクで治療するというもの。

  

抗炎症に選ばれているホメオパシー薬は「arnica」

 

この 「arnica」を用いて筋肉痛効果を検証したところ、痛みの減少に効果はありませんでした。

 

まぁホメオパシーもよくわからいし、パス!! 

 

マッサージ

まず、筋肉の成長や損傷にカルシウムイオンが関係していることがわかってきています。
 
そして筋損傷は、筋繊維内のカルシウムイオンのバランスを崩してしまいます。
その筋損傷部位に酸素を多く含む血流が増加することで、このカルシウムバランスが回復すると言われています。
 
その効果的な方法がマッサージ
 
 
実際にマッサージによって炎症が軽くなり筋肉痛が減少したという報告もあります。
(L L Smith et al., J Orthop Sports Phys Ther., 1994)
 
他にもマッサージの効果に、酸素の運搬を増加させることでミトコンドリアによるATP合成を促進させる役割があります。つまり代謝を上げて回復を早めるということ。
 
これによる筋肉痛の効果の結果は様々であり、よくわかりませんでした。
何故かというと、マッサージの技術や方法がたくさんあり、その方法に依存するようです。
 
つまり
マッサージはプロに任せましょう!笑
 
運動前のマッサージが筋肉痛の予防に効果がるのかは、いや無いやろ、って思われがちですが気になるところ
 

圧迫

連続的な圧迫は筋肉痛の対処法として有効の手段だということが報告されています↓
 
方法
15人の運動習慣のない男性被験者をランダムにコントロールと継続圧迫治療グループに分けて筋肉痛を起こさせ、それぞれ実施させた。
 
結果
  • 関節の可動域の減少を防止
  • 痛みの感覚の減少
  • 腫れの減少
  • 力の産生能力の回復の促進
 
これはマッサージを圧迫刺激にするイメージなのだろうけど、この圧迫の方が効果ありそうです。
 
ちょっと僕も何回か強く押してみます笑
 

高圧酸素療法

高圧酸素療法はいわゆる酸素カプセル

 

高圧酸素療法の筋肉痛による効果を検証した研究はいくつかありましたが、
これも結果が様々でした。
 
筋肉痛の回復に全く効果を示さないものや、回復を向上させたという報告までいろいろ。
  
実際この高圧酸素療法の効果の検証も痛みや外観のテストしか行われていません。
より詳細なメカニズムを追うために今後、生化学実験などによる血液マーカーの測定を行う必要があるみたいです。

 

 とりあえず酸素カプセルは疲労回復や美肌に効果的と言われていますが、メカニズムまでしっかり科学的根拠があるのかは怪しいところ。

運動

最後は運動
 
アクティブレストともいわれ、軽い運動で疲労回復を早めるといった対処法です。
 
これは僕が一番期待している対処法!
毎日走ることを決めた僕にとっては一番期待したいところ。
 
そしてこの参考にしたレビュー論文にこう書いてありました↓
Exercise is one of the most effective strategies for alleviating DOMS.
( 運動は筋肉痛を緩和させる最も効果的な方法の1つです。) 
 
これは嬉しい情報!
 
しかし、痛みの緩和は一時的なものとも書いてあります。
運動後はまた痛みが復活することも
 
↑わからなくもない…
 
運動中は血流量やエンドロフィンの増加により、血液内の有害な物質を取り除いてくれます。
 
実際に運動と筋肉痛回復の関係について確かめるには、その運動の量や強度を一定にして研究をする必要があり、未だに確かな科学的根拠は得られていません。
 
それでも、
明らかに筋肉痛後の軽い運動後、筋繊維のダメージや筋肉痛の程度が減少しているようです。
 
まだまだ筋肉痛の研究は必要。
メカニズムをしっかりと明らかにして、運動中に筋肉痛が軽減される仕組みも明らかにすることでもっといい対処法が見つかるかもしれません。

最後に

今は昔よりも運動をする人が増え、筋肉痛がより多くの方の注目を浴びるようになりました!
 
そこでの新たな発見が、アスリートや運動好きに加え健康業界にも大きな影響を与えることになるでしょう!

 

ランナーとこれからのランナーに一言

筋肉痛についてはまだまだわからないことだらけ。

自分自身で筋肉痛との向き合い方を考えておくと、筋肉痛を恐れなくなれるかも⁉︎

 

【本日のランニング記録】

ガーミンコネクト復活⁉︎ Strava同期成功!

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今日は2回に分けて9kちょい🏃‍♂️

筋肉痛から復活!!

 

メモ

  • 50k走った後の筋肉痛は回復に2日かかる

 

 今日の点を見てくれてありがとうございます^ ^
「いま、ここ」の点を集めた先に見えるのは
 

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参考文献

  1. Karoline Cheung, Patria Hume, Linda Maxwell., Delayed onset muscle soreness : treatment strategies and performance factors., Sports Med., 2003.
  2. L L Smith et al., The effects of athletic massage on delayed onset muscle soreness, creatine kinase, and neutrophil count: a preliminary report., J Orthop Sports Phys Ther., 1994.W. J.
  3. Kraemer et al., Continuous compression as an effective therapeutic intervention in treating eccentric-exercise-induced muscle soreness., Journal of Sport Rehabilitation., 2001.