今日も全力で点を打つSHISHIです🦁!
今日は最近読んだ科学論文を簡単にご紹介したいと思います!
少し難しい内容なので、簡単に言い換えることを意識して紹介していけたらなと思います!
紹介する論文はこちら↓
『運動はサイクリンD1の回復を通して、老齢マウスの静止骨格筋幹細胞を若返らせる』
といった論文タイトルです!
では簡単にどういった内容なのかみていきます。
科学論文紹介
この論文から僕が伝えたいこと
特に科学的な難しい根拠などは興味ないから、何が言いたいかだけ知りたいという方も多いと思うので、最初にこの論文を読んで僕が伝えたいことを言っちゃいます!
結論
歳をとっても運動すれば筋修復機能は若返ることがわかったので、アンチエイジングに運動は効果的!!
っていうことが言いたかったことです!
それでは科学的根拠をみていきます!
歳をとると筋肉修復能力は落ちる
まず皆さんも経験から感じている方も多いと思いますが、歳をとるにつれて身体のダメージ回復は遅くなりますよね。
筋肉痛の回復も遅れている気がするし、疲労回復も若い時より遅くなったと感じている方も多いのではないでしょうか。
実際に歳をとると様々な機能の低下が科学的に証明されています。(Richard W. Besdine., MSDマニュアル., 2016)
その一つが筋肉修復能力の低下です。
運動すると筋肉修復能力は若返る
そしてこの研究により、若いマウスに比べ老齢マウスで筋繊維の修復の遅れがあり、運動を行うことで若いレベルまで回復しました。
下図の緑に染色されている部分が筋繊維です↓(EX:運動)
(Jamie O Brett et al., Nat Metab., 2020)
緑の筋繊維を定量化した結果↓
(Jamie O Brett et al., Nat Metab., 2020)
この結果より、老齢マウスの修復能力が運動で回復したことがわかります!
この運動による筋繊維修復能力の回復は、筋細胞を作るための細胞である筋幹細胞が運動で若返ることで得られる効果だということも示されていました。
鍵となる因子はサイクリンD1
少し深いメカニズムに迫るのですが、
この筋幹細胞の若返りの鍵となる因子がサイクリンD1という細胞周期の進行を調節する因子(下図)が運動をすると若いレベルまで回復することで、筋繊維の修復能力も回復させることがわかりました。
(Katie L. Bailey et al., PLoS One., 2017)
このサイクリンD1が運動すると若いレベルまで回復したんです↓(EX:運動)
(Jamie O Brett et al., Nat Metab., 2020)
そしてサイクリンD1を作れないマウスによる実験では、この運動による回復効果は得られませんでした。
この結果から、サイクリンD1は筋幹細胞の活性化能力を維持することが明らかになりました!
運動はまだまだ若返り効果がある?
ここからは僕の考えです。
本研究から、筋繊維の元である筋幹細胞が運動すると若返り、結果的に筋修復の能力を高めることがわかりました。
僕はこの運動による若返り効果は、本の一部分だと感じています。
他にもたくさんの運動による若返り効果が科学的に証明されていて、これからもわからなかった部分の運動効果が証明されてくるはずです!
僕は、運動は全身を若返らせる効果があるんではないかと考えております!
ランニング日誌
【本日のランニング記録】
今日はお休みジョグで軽くランニングしてきました!
涼しくなってきたけど、まだこの速度でゆっくり走っても汗めっちゃかきます…
今日の点を見てくれてありがとうございます^ ^「いま、ここ」の点を集めた先に見えるのは
私も運動はアンチエイジング効果があると思うよ!って方、ポチッとお願いします↓↓
参考文献
Jamie O Brett et al., Exercise rejuvenates quiescent skeletal muscle stem cells in old mice through restoration of Cyclin D1., Nat Metab., 2020