↑トラック競技で厚底が使用できない⁉︎、今日も全力で点を打つSHISHIです🦁!
【読書記録】
昨日に引き続き書評に挑戦!
今日は
書評始めたらまず紹介したいとずっと思っていた、僕が一番好きな小説を紹介したいと思います!
それはこちらの本です↓
平野啓一郎 (著) 『マチネの終わりに』
こんな方にぜひ読んで欲しい!
- 大人の恋愛を体感したい
- 美しい日本語に触れたい
- クラシック音楽好き
- 非現実を体感したい
- 何か小説を読んでみたい
この本を読んだのは4年前なので、覚えてる中で印象に残っているのを紹介できれば良いなと思います!
本の紹介
タイトル:『マチネの終わりに』
著者:平野啓一郎
ページ数:416ページ(単行本)
出版社: 毎日新聞出版
発売日: 2016/4/9
この作品は映画化もされています!
手にとってみた理由
この本を知ったきっかけは、テレビ朝日の番組「アメトーーク!」で行われた「読書芸人」企画で取り上げられていて、読書芸人たちが皆おすすめしていたので気になって読んでみました!
そんなシンプルなきっかけ^ ^
概要・あらすじ
まずは特設サイトを紹介していおきます↓
至高の恋愛小説
天才ギタリストの蒔野(38)と通信社記者の洋子(40)の大人の恋愛を描いた作品。
(”恋の仕方を忘れた大人に贈る恋愛小説”とも言われるぐらい)
洋子と蒔野は初めて会った瞬間から、お互いの共通点も多く惹かれあっていきます。
でももう40歳前後だからこそのすれ違いに遭遇してしまったり、仕事の関係で自分の想いが後回しになってしまったりしてしまい、なんとも切ない恋愛小説となっています。
芸術と生活、父と娘、グローバリズム、生と死など様々なテーマで描かれていて、それぞれの世界観や価値観にも引き込まれてしまいます。
僕がこの本を読んだのは4年前のことなので、そんな詳しく紹介できませんでしたが、是非気になった方は手にとってみてください!
著者
平野啓一郎
- 芥川賞作家(『日蝕』)
- 京都大学法学部卒
- 一年間パリに滞在
- 美術、音楽にも造詣が深い
- 国立西洋美術館のゲスト・キュレーターとして「非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品」展を開催
- フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。
- 著書:『葬送』、『滴り落ちる時計たちの波紋』、『決壊』(芸術選奨文部大臣新人賞受賞)など
特徴と魅力を3つ
1、大人の恋愛
この作品は大人の美しい恋愛を描いた作品です。
僕がこの本を読んだのが大学生の時だったので、これまでの恋愛とは全く違う恋愛を体感することになり、このギャップによって吸い込まれていきました。
愛とはだから、若い人間にとっては、一種の弛緩した恋でしかない。その先に見据えられた結婚には、どれほどの祝福が満ちていようと、一握りの諦念が混ざり込まずにはいられないものである。
愛とか恋とかまだ学生の僕にはよくわからない恋愛感です。
だからこそ魅力的にみえ、引き込まれていくのでしょうね。
まだ恋愛初心者の若い人から、もう恋愛なんていつからしてないのだろと思う大人の方まで、一度この切ない大人の恋愛ストーリーを体感してみてください!
2、人生観が変えわる
人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えているんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?
この作品の中で主人公の蒔野が洋子に言った言葉です。
そしてこの後も「過去は変えられる」という言葉が繰り返されます。
読んでいくとその意味がわかってくるのですが、読んでいくうちに人生の見方や価値観を変えてくれます。
また他にも価値観を考えさせられるセリフがたくさん出てきます。
その一つ一つが、身体に巻きついてくるような感覚で締め付けられ、ずっと頭に残ります。
3、美しく繊細な日本語を体感
一つの動作、一つの感情、一つの情景、それぞれ全てにおいて、私たちが普段使っている日本語でこんな表現ができるのかと感じるほど、美しく繊細で想像を書き立ててくれるような言葉で描かれています。
普段では絶対に触れることのできない日本語に触れ、体感することができます!
ランナーとこれからのランナーに一言
この物語はクラシックギターリストが主人公です。
私たちランナーには知らないような世界観・価値観があります。
たまにはこういった普段味わうことのできないストーリーを体感してみるのも良いと思います!
【本日のランニング記録】
6.6kがだいぶ短く感じるようになりました🏃♂️
時間に余裕があるときに、たくさん走りたい!
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