こんにちは、SHISHIです🦁
週末に山の中を走ったり、稜線を歩いていると、なんとも言えない充実感が体の中から湧いてくることがあります。
月曜日が楽しみになる。仕事のちょっとした失敗も「まあいいか」と思える。人に優しくできる。
「なんでだろう?」とずっと思っていました。気分転換、というにはあまりにも効果が大きくて。そのヒントをまるごと科学的に説明してくれたのが、この本でした。
樺沢 紫苑 (著) 精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方
「遊び」を後回しにするから、日本人は幸せになれない
著者の樺沢紫苑さんは精神科医・作家として40冊以上を出版し、YouTubeのフォロワーは30万人超。「日本一アウトプットする精神科医」として知られる方です。
この本のテーマは一言でいえば、「遊びを本気でやれ」ということです。
日本人は世界でもっとも労働時間が長い国のひとつ。「仕事が終わったら遊ぼう」「時間ができたら趣味をやろう」——でもそのスタンスでは、一生楽しめないままで終わる、と樺沢さんは言います。
むしろ遊びを優先することで、仕事も人生もうまくいく。それを脳科学・精神医学の観点から丁寧に解説してくれるのがこの本です。
山を走ると幸せになれる、は科学だった
この本を読んで、週末にトレイルランや登山をした翌週の「あの感覚」の正体がはっきりわかりました。
樺沢さんによると、幸福には3種類の脳内物質が関係しています。
幸せを作る3つのホルモン
- セロトニン的幸福——心と身体の健康。自然の中を歩く・走る・朝日を浴びる・深呼吸するだけで分泌が促される「穏やかな幸せ」。
- オキシトシン的幸福——愛・つながり。仲間と一緒にレースを走る、沿道の声援に背中を押される、あの一体感のもと。
- ドーパミン的幸福——達成・成功。サブスリーを達成したとき、新しいコースを完走したときの高揚感がこれ。
トレイルランニングや登山って、考えてみたらこの3つを一度に引き出せる最強の「遊び」なんですよね。
自然の中を全身で動く(セロトニン)、山仲間や同じレースの参加者と繋がる(オキシトシン)、頂上に立つ・ゴールする(ドーパミン)——そりゃ翌週が前向きになるはずです。
「良い遊び」と「悪い遊び」の違いは、ここにある
「遊び」といっても、なんでもいいわけではない、と著者は言います。
本書で定義する「悪い遊び方」とは、心身の健康を害し、人とのつながりを断ち、仕事や生活に悪影響を与えるもの。一人でゲームにハマりすぎて睡眠不足になる、SNSをダラダラ見続けるだけ、などが例として挙げられています。
一方「良い遊び」の条件はシンプルで、
良い遊びの3条件
① 心と身体がより健康になる
② 家族や仲間との絆が深まる
③ 仕事や自己成長につながる
ランニングやトレイル、登山って、この3つをほぼ全部満たしてるんですよね。走れば体が鍛えられ、レースでは仲間と励まし合い、完走するたびに自信がついて仕事にも好影響が出ます。
「趣味に時間を使って申し訳ない」と感じていた人も、これを読んだらその罪悪感が完全に消えると思います。
「遊びタスク」という発想が目からウロコだった
本書の中でいちばん実践してみたくなったのが、「遊びタスクをスケジュールに書く」という考え方です。
仕事のタスクはToDoリストに書くのに、なぜ遊びは「なんとなく時間が余ったら」という扱いになるのか。遊びも仕事と同じように、先にカレンダーに入れてしまう。そうすることで「この週末は山に行く」という確定した楽しみが生まれ、平日の仕事も「あれまで頑張ろう」と前向きになれる。
レースのエントリーをする感覚に近いですよね。先に申し込んでしまえば、練習せざるを得なくなる——あの仕組みと同じです。
脳が活性化する「遊びの極意」8つのうち、ランナーに刺さるもの
本書では「脳が活性化する遊びの極意」として8つのキーワードが紹介されています。その中でランニングやトレイルと特に重なるなと感じたのが、
「感動する」「没入する」「挑戦する」「体を動かす」の4つ。
知らない山道を初めて走るときのあの感覚、ラスト5kmで脚が限界なのに不思議と足が動くあの感覚——それがまさに「没入」と「挑戦」であり、脳をフル回転させている状態なんだと、読みながら何度も膝を打ちました。
📌まとめ:こんな人に読んでほしい
- 「週末に山やランで動くと、なぜか気持ちが上向く」理由を科学的に知りたい人
- 「趣味に時間を使うのが申し訳ない」と感じている真面目な人
- 仕事とプライベートのバランスに悩んでいる人
- 脳科学や幸福ホルモンの話を、わかりやすく読みたい人
「走っているとポジティブになれる」という体感は、ずっと経験則でしかありませんでした。でもこの本を読んで、それがセロトニン・オキシトシン・ドーパミンという脳内物質の話だとわかったとき、なんだかとてもすっきりしました!
- ストレス受け流し術: 精神科医の知見で、人間関係や仕事の不安がスッと軽くなります
- 幸福感の習慣化: 脳科学に基づいた「小さな楽しみ」を見つけるコツが身につきます
- 自己肯定感の向上: 他人と比較せず、自分らしいペースで毎日を過ごせるようになります


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