47都道府県マラソン制覇を目指しているSHISHIです🦁
「自分の強みって、なんだろう?」
最近、そんなことを考える機会が増えてきました。
学生の頃と比べて、成長している実感が持ちにくくなったこと。今の環境は、本当に自分に合っているのだろうかと、悩むことが増えたからです。
ランニングなら、タイムや距離という分かりやすい数字があります。でも、仕事や日々の生活では、自分が前に進めているのか、よく分からないこともありますよね。
そして、数字で成長が分かるランニングでも、記録が伸びない時期はあります。
そんなときに、「自分には才能がないのかな」と考えてしまうことはないでしょうか?
そこで手に取ったのが、八木仁平さんの『世界一やさしい「才能」の見つけ方 一生ものの自信が手に入る自己理解メソッド』です。
この本で印象に残ったのは、才能を、特別な実績や他人より優れた能力だけで捉えないことでした。
ヒントになるのは、自分が「つい、やってしまうこと」。
そう考えると、普段のランニングにも、自分を知る手がかりがありそうです。
今回は、本から学んだことを紹介しながら、ランナー目線で「自分の強み」を考えてみます!
「才能があるランナー」と聞くと、速い人を思い浮かべませんか?
ランニングの才能と聞いて、まず浮かぶのはどんな人でしょうか。
少ない練習でも速く走れる人。自己ベストを次々に更新する人。大会で上位に入る人。
確かに、そういう人を見ると「すごいな」と思います。
でも、この本でいう「才能」は、競技の適性や走力だけの話ではありません。
普段、自分が自然に取っている行動にも目を向けていきます。
たとえば、同じ大会に参加するランナーでも、気になることは違うはずです。
- コースの高低差や給水地点を、つい調べてしまう人
- 練習記録を眺めて、調子のよい日の共通点を探す人
- 一緒に走る人の様子が気になり、自然と声をかける人
- 初めて走った街の景色や感想を、誰かに伝えたくなる人
どれも、それだけで完走タイムが決まるわけではありません。
それでも、その人らしい行動が表れていますよね。
タイムだけを見ていたら、見落としてしまう自分の特徴もある。
そう思うと、「才能を探す」という言葉が、少し身近に感じられました。
才能のヒントは「つい、やってしまうこと」にある
本書では、才能を次のように捉えています。
つい、やってしまうこと=才能
僕にとってよかったのは、「まず何を探せばいいか」が分かったことです。
いきなり「あなたの強みを教えてください」と言われると、なかなか出てきません。
でも、「普段、ついやってしまうことは?」なら、思い当たることがあります。
僕の場合は、ついすぐ行動すること。ネガティブな可能性を考えてしまうこと。人の気持ちが気になってしまうこと。
これまでは、必ずしも全部を長所だと思っていたわけではありません。
ただ、見方を変えると、行動の早さは最初の一歩を踏み出す力に、心配しやすさは事前に備える力につながるかもしれません。
もちろん、どんな場面でもよい結果になるとは限りません。すぐ動いたことで準備不足になることも、考えすぎて動けなくなることもありそうです。
だからこそ、自分の傾向を知ったうえで、どう生かすかを考えることが大切なのだと思います。
「あの人よりできるか」を、いったん横に置いてみる
才能を探すときに意識したいのは、他人との比較から少し離れることです。
「練習を記録するのが好きだけど、もっと詳しく分析している人がいるし…」
そんなふうに考えると、自分の中にある手がかりまで消してしまいそうです。
まず知りたいのは、誰が一番優れているかではなく、自分がどんな行動を自然に繰り返しているか。
大会の順位表を見るときとは、ちょっと違う視点ですね(笑)
ランニングの「つい」を振り返ると、自分が見えてくる
本書には、質問に答えたり、行動の例を集めたリストから選んだり、他人に聞いたりしながら、才能を探す方法が紹介されています。
僕もまだ取り組んでいる途中ですが、考えるための問いがあると、自分を振り返りやすく感じました。
ここでは、その考え方を参考に、ランニングの場面に置き換えてみます。
以下は本書のワークの転載ではなく、僕がランナー向けに考えた例です。
| ランニングで、ついやってしまうこと | 才能の手がかりとして考えられる行動 | 生かし方の例 |
|---|---|---|
| 練習記録を見返して、違いを探してしまう | 比較する・分析する | 調子や練習内容を振り返る |
| レース当日の移動や持ち物を細かく確認する | 見通しを立てる・準備する | 遠征の段取りを整える |
| 一緒に走る人の表情やペースが気になる | 変化に気付く・相手を気遣う | 練習仲間に声をかける |
| 気になる道があると、走って確かめたくなる | 探索する・試す | 旅ランのコースを開拓する |
| 大会の感想を誰かに話したくなる | 言葉にする・伝える | レースレポートを書く |
これは「この行動をする人は、この才能で確定!」という診断ではありません。
同じ行動でも、理由は人によって違うはずです。
たとえば、練習記録を付ける人でも、数字を分析したいのか、思い出を残したいのか、続けたことを確認したいのかで、楽しんでいる部分が変わります。
何をしているかに加えて、そのどこに自然と気持ちが向くのか。
そこまで考えると、自分らしさが少し見えてきそうです。
他人への「イラッ」も、自分を知るきっかけになる?
本書で印象に残った問いのひとつが、他人にイラッとする場面を振り返ることでした。
「才能を探したいのに、イライラの話?」と思いますよね。
でも、そのときの気持ちをたどると、
「自分だったら、先にこれをするのに」
「ここを確認するのが普通だと思っていた」
という、自分の中の当たり前が見つかることがあります。
たとえば、練習会の集合場所や時間がなかなか決まらず、落ち着かないとします。
そのとき、自分は普段から段取りを考える傾向があるのかもしれません。
また、練習メニューの目的が曖昧なまま進むことが気になるなら、理由やつながりを理解しようとする傾向があるのかもしれません。
ただし、イライラする理由が、いつも才能に結び付くとは限りません。疲れていたり、自分と相手の期待が違っていたりすることもあります。
僕なら、「自分のほうが正しい」と結論付けるためではなく、自分は何を当たり前だと思っていたのかを知るヒントとして使いたいです。
相手への不満で終わらせず、自分を振り返る材料にする。これは、ランニング以外の場面でも考えてみたいところでした。
「好きなランニング」と掛け合わせると、どんな強みになる?
自分の「つい、やってしまうこと」が見えてきたら、次はどう生かすか。
本書では、才能を強みにしていく方法のひとつとして、好きなことを探求する考え方が紹介されています。
僕の好きなことは、もちろんランニングです!
そして、今のところ才能の候補として思い当たるのが、目標を決めると、その達成にこだわること。
では、これを掛け合わせるとどうなるのか。
「目標に向かってやり切ろうとする」×「ランニング」=?
……あれ?となりました(笑)
言葉を二つ並べただけでは、急に自分だけの強みが完成するわけではないんですよね。
強みを一言で決めるより、使う場面を考えてみる
そこで、「どんな場面で、この傾向を生かせるだろう?」と考えてみました。
たとえば、こんな方向です。
- 目標レースから逆算して、自分に合う練習を組み立てる
- 計画どおりにいかなかった週も、方法を見直して次につなげる
- 47都道府県の大会を走る目標に向けて、少しずつ旅を重ねる
- 挑戦の過程を記事に残し、同じ大会を目指す人に伝える
これなら、少し具体的になりました。
単に「やり切る人」と名付けるよりも、好きなことの中で、その行動をどう使いたいかを考えるほうが、僕にはしっくりきます。
特に、走ることと発信することは、旅ランノートにもつながります。
目標に向かって挑戦する。その過程で分かったことを、文章にする。
それを続けていく中で、自分なりの強みが育っていくのかもしれません。
「やり切る」は、毎回予定どおりに走ることではない
一方で、目標にこだわる傾向には、気を付けたい面もあります。
「決めた距離だから、何が何でも走り切る」になってしまうと、状況に合わせた判断がしにくくなりそうです。
僕が生かしたいのは、毎回のメニューを意地でも消化することより、長い目で目標に向かい続ける力です。
必要なら予定を変える。休む日を作る。目標への進み方を考え直す。
そうした調整も含めて続けられたら、「目標にこだわる」という自分の特徴を、よい形で使えそうだと思いました。
次のジョグの後、自分の「つい」を一つだけ書いてみる
ここまで読んで、「自分にも何かあるかな?」と思った方は、次のランニングの後に、行動を一つ振り返ってみてはいかがでしょうか。
僕なら、こんなメモから始めます。
- 今日、誰に言われなくてもやっていたことは?
- その行動の、どこが気になったり楽しかったりした?
- それを次に、どんな場面で生かしてみたい?
これも、本書の質問そのものではなく、この記事用に考えた振り返りです。
たとえば、「新しいコースを走った後、地図を見返していた」とします。
知らない道を探索するのが好きなのか。道同士のつながりを理解したいのか。誰かに紹介するために整理したいのか。
同じ地図を見る行動でも、面白いと思う部分は違いそうです。
一度のメモで答えを決めなくても大丈夫。何度か振り返って、繰り返し出てくることを見つけていく。
自分のことも、練習日誌を読むように、少しずつ分かっていけたらいいなと思います!
読んで感じたこと|自分の強み探しは、まだ途中です
この本を読んだからといって、「僕の才能はこれです!」と、すべて言い切れるようになったわけではありません。
今も、自己理解は途中です。
ただ、「自分には何が足りないんだろう」と考えるだけでなく、すでに自分が自然にやっていることにも、目を向けてみようと思えました。
ランニングでも、速さや順位だけでは見えない、その人らしい行動があります。
記録を分析すること。仲間に声をかけること。初めての街を探索すること。走った経験を誰かに伝えること。
そういう普段の行動の中に、自分の強みにつながるヒントがあるのかもしれません。
今回、僕が持ち帰ったポイントは、この3つです。
- 才能を探すときは、「つい、やってしまうこと」を振り返る
- 他人との比較だけで、自分の特徴を打ち消さない
- 好きなランニングの中で、その特徴をどう使えるか試してみる
仕事や生活の中で自分の強みが分からなくなった方。ランニングの数字だけで、自分を評価しがちな方。
自分を見る視点を少し変えるきっかけとして、僕は読んでよかった一冊でした。
「やり切ろうとすること」×「ランニング」の答えも、これから走って、考えて、書きながら見つけていきたいと思います(笑)
皆さんは、ランニングの中で、どんなことを「つい」やってしまいますか?
- 無自覚な強みを言語化: 「自分には何の取り柄もない」という悩みを解消し、本来の強みが見つかる
- 再現性の高い実践体系: 質問に答えるだけの体系的なステップで、迷わず自己理解が進む
- 一生ものの自信を獲得: 自分の才能を活かせる環境や活かし方が明確になり、仕事や挑戦に確信が持てる

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