47都道府県マラソン制覇を目指しているSHISHIです🦁
ゴールデンウィーク、ページを開いた瞬間、ドキドキ、ワクワクを感じる本を見つけました!
ドロミテの稜線、ノルウェー・ロフォーテン諸島の白夜、パタゴニアの荒野、ネパール・ヒマラヤの高地——いつも走っている富士山麓の道から、一気に地球の果てへ連れて行かれる感覚。
「こんな本を待っていた」と思いました。
ジュリー・フリーマン (編集), サイモン・フリーマン (編集), 小野寺愛 (翻訳) ランニング・ワイルド: 世界至極のトレイル16章
どんな本なの?
編集したのはランニング雑誌『Like the Wind』を夫婦で立ち上げたジュリー&サイモン・フリーマン。もともと「不健康な生活の解毒剤としてランニングをはじめた」という2人です。
世界中のトレイルを走る16人の現地ランナーが、それぞれの土地の空気・文化・歴史・走る喜びを自分の言葉で語る、写真とストーリーの本。旅行ガイドでもレース攻略本でもなくて、走ることが好きな人たちが作った、走ることへの愛がつまった一冊です。
16章で地球をぐるっと一周
ヨーロッパの山岳地帯から北欧の白夜、北米、中南米、アジアの高地、南太平洋のアウトバックまで。各章の案内役は観光局でも旅行ライターでもなく、その土地で走り続けてきた現地のランナーたちです。
🇮🇹イタリア
ドロミテを甘くみるな
ドロミテ
🇳🇴ノルウェー
白夜の魔法
ロフォーテン諸島
🇫🇷フランス
フレンチアルプスの忘れがたい景色
シャモニー
🏴スコットランド
水が育んだランドスケープ
インヴェリーとノイダート
🇫🇷コルシカ
一歩ずつ行こう
コルシカ島
🇫🇷🇪🇸ピレネー
失われた山の美しさ
ピレネー山脈
🇸🇪スウェーデン
荒野を切り拓く
クングスレーデン
🏴イングランド
ここにしかない風景と言葉
湖水地方
🇨🇭スイス
スイスのトレイル入門に最適
ジュラ山脈
🇨🇦カナダ
無限の探求心
ブリティッシュコロンビア
🇺🇸アメリカ東部
絵のように美しいプレジデンシャルとペミ
ホワイトマウンテン
🇺🇸アメリカ西部
まるで映画のように
セドナ・フラッグスタッフ
🇲🇽メキシコ
亡霊たちの谷
オアハカ、シエラノルテ
🇨🇱チリ
自然とひとつになれる場所
パタゴニア
🇳🇵ネパール
ヒマラヤ・ハイ
ヒマラヤ山脈
🇦🇺オーストラリア
大陸の赤い大地へ
西マクドネル山脈
ページをめくるたびに「次はどこだろう」とわくわくしながら読みました。一冊で地球を一周できる感じ、すごく贅沢です。
読んでいるのに、走っている気分になる
各章の案内人が現地ランナーだから、文章にその土地の「体感温度」があります。風の冷たさ、脚に来る登りのきつさ、森の匂い——ガイドブックじゃなくて、仲間に連れて行ってもらっている感覚で読めます。
静かな森を優しく縫うように走る完璧なトレイルでも、息を切らし脚を燃やしながら登る山でも、急流の川を渡るときも、砂丘を越えて砂漠を横断するときも、走ることで魔法のような感覚を味わうことができる。
この一節を読んで、ああ、これはランナーが書いた本だと思いました。観光客の目線じゃなく、息が上がって脚が燃えているランナー目線の言葉。
富士山のトレイルを走ったときの感覚、山頂に立ったときの景色——自分の記憶が、遠く離れたドロミテやヒマラヤの描写と自然と重なってきます。
「いつかここを走りたい」が止まらなくなった
読み終わったあと、しばらく頭の中が旅でいっぱいになりました。
シャモニーの章を読んでいたら、モンブランを見上げながら走る自分の姿が浮かんできて。ノルウェー・ロフォーテン諸島の白夜の描写では、太陽が沈まない空の下を走るってどんな感覚だろうって、真剣に考えてしまって。パタゴニアの荒涼とした風景は、なぜかわからないけどずっと目に焼きついていて。
ヒマラヤの章を読んだときは「標高5,000mの稜線を走れる体を、いつか作ろう」と本気で思いました。セドナの赤い岩と青空の景色は、今も頭から離れません。
「あの景色の中を走ってみたい!」という、そんな夢ができた感じがします。
走力は関係ない。旅と走ることが好きなら刺さる
UTMB完走クラスの人向けでも、初心者向けのハウツー本でもない。走ることと旅することが好きな人なら、走力に関係なく誰でも同じように胸が熱くなると思います。
コース紹介だけじゃなくて、その土地の歴史や文化、地元のランナーコミュニティのことまで丁寧に書かれています。たとえばメキシコ・オアハカの章「亡霊たちの谷」は、先住民の文化と山の歴史が走ることと深く結びついていて、読み物としてもすごくおもしろかったです。
海外トレイル・旅ランを考えているなら次の目的地選びに最高のガイドになります。読み終わったあと、どこを走りに行きたいかがかなり具体的になっているはずです。
読んだあと、翌朝のランが変わった
読み終えた翌朝、富士山麓のトレイルを走りながら「この練習の先に、あのヒマラヤの稜線がある」と思ったら、脚の疲れがちょっと遠くなった気がしました。大げさじゃなくて、本当にそんな感覚です。
毎日の練習が「義務」じゃなくて「旅への準備」に変わる。そんな本との出会いって、なかなかないです。
こんな人に読んでほしい
- 「死ぬまでに走りたい場所リスト」を作りたいランナー
- 海外トレイルや旅ランに興味があるけど、どこを走ればいいかわからない人
- 走ることの喜びを、もう一度感じたくなったランナー
- トレイルランや登山を始めたばかりで、世界の広さを知りたい人
- 走力に関係なく、旅と自然と走ることが好きなすべての人
写真も美しくて、本棚に置いておくだけで気分が上がります。旅ランが好きな人には、ぜひ手に取ってほしい一冊です🦁
- 圧倒的な没入感: 世界各地の美しいトレイルの情景が、走る意欲を劇的に高めてくれます。
- 冒険心を刺激: 16のエキサイティングな物語を通じて、新しいレースや旅へのインスピレーションを得られます。
- トレランの魅力: 単なるスポーツを超えた、自然と一体化する「走る喜び」を再発見できる一冊です。


コメント