47都道府県マラソン制覇を目指しているSHISHIです🦁
僕はランナーですが、夏の猛暑の中での走り込みが本当にきついです。他のランナーの皆さんも、「暑くてペースが上がらない…」「そもそも外に出るのがしんどい…」という時期、続いていませんか?
そんな時こそ僕がおすすめしたいのが、ロードを少し休んで涼しい高地に逃げ込む「山行トレーニング」?です。標高を上げるだけで気温は下がり、心肺機能と脚力を同時に鍛え直せる、この時期だけの贅沢な選択肢です。
今回は、北アルプス入門ルートとしても大人気の「唐松岳(標高2,696m)」へ、1泊2日(唐松岳頂上山荘泊)で行ってきました。実際に歩いたコースタイムや距離、標高差のデータも公開しながら、写真たっぷりの実走レポートをお届けします!
コース概要と実際のコースタイム
今回のルートは、白馬八方尾根スキー場のゴンドラ・リフトを乗り継いで一気に標高を稼げる、通称「八方尾根ルート」。北アルプス入門としてまず名前が挙がる定番コースです。
実際に歩いたコースタイムはこちら↓
【1日目】黒菱平 → 唐松岳頂上山荘(泊)
- 合計時間:6時間27分(休憩1時間51分を含む)
- 距離:7.0km/のぼり1,109m・くだり171m
- 09:34 黒菱平スタート(リフトで標高を稼ぐ)
- 10:06 八方池山荘
- 10:55〜11:03 八方山
- 11:30〜11:37 八方池(休憩7分)
- 12:45〜12:55 扇雪渓
- 13:08〜13:22 丸山ケルン
- 14:05〜15:15 唐松岳頂上山荘に到着・チェックイン(約1時間10分の大休憩)
- 15:29〜15:49 唐松岳山頂を空身でピストン
- 16:00 唐松岳頂上山荘に戻り、宿泊
【2日目】唐松岳頂上山荘 → 黒菱平
- 合計時間:3時間33分(休憩15分を含む)
- 距離:5.6km/のぼり40m・くだり977m
- 06:48 唐松岳頂上山荘を出発(御来光を見送ってから下山開始)
- 07:33〜07:40 丸山ケルン
- 07:51〜08:04 扇雪渓
- 09:15〜09:24 八方山
- 09:48〜09:50 八方池山荘
- 10:17 黒菱平ゴール
2日間合計で距離約12.6km、累積標高差は登り約1,150m・下り約1,150mというボリューム。日帰りでも組めるコースですが、山頂で御来光を狙うなら山小屋泊が断然おすすめです!
【1日目】ゴンドラ〜八方池:霧の中に潜む幻想的なトレイル
スタート地点は「黒菱平(1,680m)」。ここからいよいよ自分の足での登山がスタートです。


ランナー目線のポイント:序盤のペースメイク
登り始めると、あっという間にガスに包まれました。ランナーはついつい「歩けるところは速歩きで稼ごう」とオーバーペースになりがちですが、ここは標高1,700m超の高地。平地の感覚でペースを上げると、後半で確実にツケが回ってきます。

心拍数を常にチェックしながら、あえて「息が上がらないギリギリのゆっくりペース」をキープ。この我慢が、翌日まで疲労を残さず、最後までバテずに歩き切る一番のコツです。
霧の中に続く登山道は、ダケカンバの木々に囲まれて幻想的な雰囲気。足元はしっとりと湿り、静かな山の呼吸を感じられる区間でした。
そしてたどり着いた「八方池」(標高約2,060m)。


本来なら白馬三山が水面に映り込む大定番の絶景スポットですが、今回は真っ白な霧の中。多くの登山者が池のほとりで晴れ間を待っていました。少し残念…と思いきや、これもまた山のリアルな一面。視界が閉ざされた静謐な空気に包まれるのも、自然と向き合う登山ならではの醍醐味です。
【1日目後半】雲を抜けて稜線へ!大自然のパノラマと雪渓
八方池を過ぎると、いよいよ本格的な登山道へ。八方山(標高約2,090m)を越えたあたりから、足元はガレ場(石がゴロゴロした不安定な道)が徐々に増えてきます。一歩一歩フラットに着地する「トレランの登り方の基本」がそのまま活きる区間です。

そして標高をさらに上げていくと——ついに、その瞬間が訪れました。
視界が一気に開けます。さっきまで僕たちを包んでいた霧は、今や見下ろす「雲海」へと姿を変え、眼下には鮮やかな緑の尾根が広がっていました。この「雲を抜けた瞬間」の感動は、何度経験しても鳥肌が立ちます。険しくも美しい北アルプスの山並みが、次々と顔を出します。


途中の「扇雪渓」では、真夏でも残る雪渓を間近で見ることができました。ロープに沿って慎重に足を進める、緊張感と爽快感が同居する区間です。真夏に雪のすぐ横を歩きながら涼しい風を浴びられるなんて、本当に贅沢なご褒美でした。

「丸山ケルン」を越えると、山頂と唐松岳頂上山荘はもうすぐそこ。大迫力の岩峰群(不帰ノ嶮方面)も姿を見せてくれました。自然が何万年もかけて作り上げた造形美。まさに「絶景」という言葉がぴったりの景観です。
【1日目夕〜2日目朝】唐松岳山頂と、山荘で迎えた御来光
14時過ぎに唐松岳頂上山荘へ到着し、チェックイン。荷物を置いて身軽になったら、空身で山頂をピストンします。

山頂の標識には「標高2,696m Mt.Karamatsudake」の文字。ガスが流れる中、雲の切れ間から周囲の稜線が見え隠れする、変化に富んだ展望を楽しめました。


山頂をバックに、氷結で乾杯! 自分の足で標高差を登り切り、絶景の中で味わうお酒とご飯は、どんな高級レストランにも負けない「最高の贅沢」です。

そして翌朝——山小屋泊ならではのご褒美が待っていました。雲海の彼方から昇る朝日、オレンジ色に染まる空、シルエットになる稜線。夜明け前の澄んだ空気の中で見る景色は、日中とはまったく違う静けさと美しさがあります。この御来光を見るためだけに、山小屋に泊まる価値があると断言できます。


【2日目】下山:雲海を見下ろしながらゴンドラ乗り場へ


2日目は6時48分に山荘を出発し、往路を戻る形で下山。累積標高差くだり977mと、1日目とは逆にひたすら下る行程です。
下山中も、稜線の右手には終始雲海が広がり続けました。青空とのコントラストが美しく、下りで疲れた足も景色に癒やされます。前日とはうって変わって、この日は八方池も晴れていて、周囲の山並みがくっきりと見渡せました。

膝への負担を抑えるため、下りもオーバーペースは禁物。特にガレ場では、着地の一歩一歩を丁寧に。10時17分、無事に黒菱平へゴールしました!

装備チェック:ランナーが登山で気をつけたいこと
ランニングの延長で山に入ろうとすると、意外な落とし穴があります。今回歩いてみて感じたポイントをまとめました。
- 足元はソールがしっかりした靴で:ガレ場や岩場が多く、クッション重視のロードシューズでは足裏が疲れやすい。できれば登山靴かしっかりしたトレランシューズを。
- 心拍数管理は平地以上に意識する:標高が上がるほど同じ心拍数でも酸素供給が追いつかなくなる。GPSウォッチで「上げすぎない」管理を。
- レイヤリングは必須:稜線は風が強く体感温度が一気に下がる。行動着・防寒着・レインウェアの3段構えで。
- 水分・行動食は多めに:唐松岳頂上山荘には水場がなく、水はすべて担ぎ上げか購入。ハイドレーションは想定より多めに。
まとめ
今回は、実際のコースタイムと写真を交えて唐松岳1泊2日の旅をお届けしました。
- メリット:リフトで標高を稼げるため北アルプス入門に最適。景色がどんどん変わっていくので、まったく飽きません。山小屋泊にすれば、山頂での御来光という特別なご褒美も。
- 気になった点:ガレ場や岩場が多いため、ソールがしっかりしたシューズ(または登山靴)は必須です。1日目は距離7.0km・のぼり1,109mとまとまった行程になるので、体力に不安がある人は早めの出発を意識しましょう。
夏の暑い時期にロードを離れて涼しい高地で身体を動かすのは、脚のスタミナ強化にもリフレッシュにもなる良いトレーニングです。山小屋泊にすれば御来光という特別なご褒美もついてくるので、北アルプス入門にはかなりおすすめのコースです。
みなさんもぜひ、今年の夏は日常を抜け出して、山を歩いてみませんか?
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました! それでは、良いラン&ハイクを!
- 詳細なルート解説: 難所やエスケープルートを事前に把握でき、安全な山行計画が立てられる
- 最新の山小屋・水場情報: 縦走や長距離トレイルでも、無駄のない確実な補給計画が可能になる
- 豊富な写真と高低図: 実際のルートの雰囲気やアップダウンを視覚的にイメージしやすい

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